10年の春から、コンビニエンスストアの「サークルKサンクス」全店で販売される、いわゆる“ご祝儀袋”の一つに私の筆文字をご提供しました。4月といえば出会いと別れ、お祝いの季節。「ご祝儀」とか「御礼」といった堅苦しいものではなく、文字通りの「ほんの気持ち」を示すものとして、この年から新しいラインナップに加わった商品です。

「ありがとう」、「おめでとう」、「お疲れさま」、「元気でね」、「気をつけて」、「またいつか」・・・。ささやかだけど優しくて温かい、そんな気持ちを表すような筆文字をいくつか書いてみました。商品用に選ばれたのはそのうちの一つだけでしたが、活字やフォントではなく手書きの文字であることが、こうした気持ちを伝えるのには効果的だというのがよくわかる気がします。

自分でもふと、いろんなところに使えそうだな・・・と思ったりしています。